2008年 05月 30日

「ミルち」が出来るまで。。。

「それ」 は、気がついたら我が家にいて、目が合うと「にへら~」と笑っていた・・・
突然の事だったので、訓練仲間はメールで「家族が増えました~」と知らせても、
皆、冗談かと思っていたくらい突然だった。←衝動飼い・・・1番やってはイケない犬の購入方法・・・。
来てからの数日間、「それ」を溺愛するオットの 「ミルりん、う○ち出たよぉ~♪」の声は、
家中、何処にいても高らかに響き渡り、慌ててお玉や包丁を片手に駆けつけようとして、
ハッと我に返り、「そんなクサい報告はいちいちいらないし、キミが処理してくれればいいから!」と、
オットに申し渡した日々も懐かしい・・・。

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最初の数日間は、我が家の環境に慣れさせる事を優先させたけれど、
ご飯の時の「ピ~ピ~!」と鳴きながらのダイブにはかなりの迫力があり、
「このままいったらワタシが喰われる・・・」と思い、鼻ツラをピンと弾き、
「マテ!だよ!」と言いながら、まだ小さなお尻を押さえて、座って待つ、という事を教えた。

ウっちの時の教訓を生かし、ワクチン前から抱っこして、色々な場所に連れて行き、
様々な匂いを嗅がせ、音を聞かせた。沢山のヒトに撫でてもらい、抱っこもしてもらった。
特にゴル飼いの方々には 「このコ、やば~い!」と好評を博した・・・
それなのに、お散歩デビューでは歩かなかった。
ワタシ一人の時は、お散歩にならないお散歩にウっちが不憫だったので、
先にミル、後でゆっくりウっち、と2回に分けて散歩をした。
無理くりちょっとずつ引っ張りながら連れて歩けど、「抱っこがいいよ・・・クゥ~ン・・・」と 
ワタシの膝に小さな顔を乗せた困った顔の仔犬と、困った顔の飼い主は、いつまでも見詰め合っていた。
嫌がる仔犬を無理くりでも歩かせなくてはいけないこの身にはほとほと泣けた・・・。
けれど、このままでは何時まで経っても歩かないよ、と 訓練士の友人にも言われていた。
ある日、業を煮やしたワタシは
「あのね、ミルりん、何もいぢめてるワケぢゃないんだよ。歩かないとね、お散歩にならないんだよ。
だから抱っこはしないよ。」と、ミルち説得を試みた。
じ~ぃっとワタシを困った顔で見つめていたミルち。けれど次の瞬間、トテトテと一人で歩き出したのだ。
信じられないような話だけれど、事実なのですよ、これ。
それからは、♪マークを撒き散らし、徐々にお散歩を楽しむようになった。

最近、「叱らない躾」が注目されているようだけれど、ケースバイケースで、
要するに犬の悪い所が出る前に、その芽を摘み取ってあげる事のようだ。
叱らなくて済むようにするには最初が肝心なのだそう・・・。
特に意識したワケではないけれど、自然とミルの躾はそれに近い方法で、小さいうちに「アトヘ」で歩く事を教え、
ひどく引っ張る事をさせなくした。
ゼイゼイ・・・と舌が青白くなる程引っ張らせる事は、犬の気管にも良くないと聞いたからだ。
細いチェーンを装着し(ウっちのお古)、引っ張ると「アトヘだよ~」と、ちゃっちゃ・・・と 
軽くショックをかけ、ミルがワタシの顔を見たら思い切り褒めた。
けれど、公園の階段を降りている途中、撒かれていた砂を踏み、嬉しくなってエビ踊りを始めたミルに、
ウっちもろとも突き落とされそうになった時は、「オマエはワタシを殺す気か?!」と、真剣に、
思いっきり叱った・・・。コワかった・・・。
生後6ヶ月で、ウっちのトレーニングと一緒にお願いした本格的な訓練(担当はオット)も、
ウっちのそれとは正反対な方法だった。
わけも分からずただ毎日張り切って生きているミルは、ただただオットに ばびゅ~んと飛びつきながらも、
きゃっきゃ♪と横について歩いていた。
ワケも分からず、急に厳しくされ、思いっきりショックを掛けられながら、
大いにヤサぐれて歩いていたウっちとは大違いだ・・・ ウっち、当時1歳8ヶ月・・・。
2頭目とは言え、初めての大型犬。かなりの覚悟はしていたけれど、
彼女がいてくれたお陰でかなりお気楽でいられた事も事実だ・・。
そして又、沢山の事を教えられたと思う。
まだ、身体ができていないので、ボール遊びも軽くだったけれど、持ってきたら正面に座る事、
「出せ」の命令でちゃんと口から出したら、もう一度投げてもらえる事を学ばせた。
紐付きボールを使い、引っ張りっこをしながら保持力を高め、時にはヒトが負けてあげて自信をつけさせ意欲を引き出す。
もっともっと~、となっている内に「おしまい!」と言って切り上げる。
遊びとは言え、主導権を握るのはあくまでも飼い主。
こうする事で、なかなかモノを飼い主に渡さない、という問題の回避もできたように思う。
トレーニングから得る「主従関係」と「信頼関係」は、様々な問題を未然に防いでくれたとも思う。

パピートレーニングの遊びは、いつも会っている友達のわんS限定だった。
それも性格も良く、信頼できるゴールデンお姉さん達や、シェパードのお兄さん達。
よく転がされて遊ばれていた・・・
半年過ぎて訓練を始めてからは、犬同士のお遊びは禁止した。
パパが1番嬉しい存在にならなくてはいけないのだから。
昔、ウっちに「お友達」を作ってあげたかったワタシは、ウっちに襲い掛かってきた大型犬に咬まれ
(ウっちは無傷)てから、「一緒に遊ぶお友達」の必要性を感じていない。
訓練士の友達からも、「(他人の)成犬同士の遊びから犬が学ぶものは何も無いし、
飼い主との溝が深まるだけ。だた飼い主が見ているだけなんて言語道断、
それは飼い主の怠慢に他ならない。家庭犬は飼い主と遊ぶのが1番だし、
家庭犬のボスは飼い主。群れは家族。」 という事を教えられた。
我が家は競技も目指していたので、飼い主に対する集中力を最も大切にしていたせいもある。
賛否両論あるでしょうが、ワタシは身をもって実感しているので、同感だ。

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小さい頃から「今はこんなにちっちゃくて可愛いけれど、大型犬」をモットーにやってきた。
今の犬達を取り巻く環境は、犬の習性・習慣を満たしてあげられるものでは無いかもしれない。
可哀想に思う面も多々ある。
けれど、「犬」にとっては当たり前で許される行為でも、「家庭犬」には許されない行為もある。
だから、せめて 「ちゃんとパパとママのいう事を聞くんだよ。そのかわり、全身全霊で守ってあげるよ。」と、
ワタシ達が正しい知識を学び、出来うる限りの事はしてあげたいと思っている。
まだまだ勉強不足だけれど・・・。

ある程度、訓練が入ってからは気の会うコ達とは遊ばせてもらっているけれど、
ミルの中ではパパが1番!が定着しているようで、やみくもに遊んだりはしないようになっていた。
パパの顔を見て「行ってもいい?」という顔をするあたり、笑えてしまう。
勿論、「いいよ」のサインで遊ぶ事もある。あまりヒートし過ぎて危険・・・と思えば、
「はい、もうおしま~い。」 でやめさせる。 直ぐに素に戻るのもミルの特徴だけれど、
飼い主が何処まで犬を制御できるかがポイントだろう。
ナニが何でも遊ばせる事が悪いのではなく、飼い主が1番ならばたまにはいいかな・・・と思う。


そして、何よりも・・・パパは本当に甲斐甲斐しくお世話をした(ている)。
朝、出勤前の散歩と、帰宅後のお散歩はよほど遅くならない限りは欠かさない。
たっぷりボール遊び(遊んでもらっているとも言う)もしてあげる。 ・・・たまには褒めておこう。
「パパ命」のミルちはこうして出来上がったのです。。。
あの、パパを見つめるミルの集中力には恐れ入った・・・ ワタシでもあんな風には見たことがない・・・。
あまりにパパべったりなので、少々分離不安(お互いに)なのがタマニキズな親子ですが、
これからも楽しく、二人の世界を大切にしていってもらいたいものです・・・。ええ、いいんです。

色々な育て方があるけれど、あまりカチコチにならず、押さえるところだけは押さえる。
我が家のお約束を守れなかった時には、厳しく叱る。
そして、何よりもパパとママが1番!であること。 それが我が家流です。

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by wendymilfy | 2008-05-30 14:32 | 訓練・競技会 | Comments(6)
Commented by ぽろんぱぱ at 2008-05-30 23:17 x
しっかり読ませて頂きましたよ。
飼い主によっていろいろな考えがある中で、
確固たるものを持っていらっしゃることに感銘、です。

ちなみにおいらは、
「「一緒に遊ぶお友達」の必要性を感じていない」
「成犬同士の遊びから犬が学ぶものは何も無いし、飼い主との溝が深まるだけ」
「ただ飼い主が見ているだけなんて言語道断、それは飼い主の怠慢に他ならない」
に思いっきり同感。

あんまりデッカい声で言うと嫌われそうだけど、
特に大型犬同士でガウるのを当たり前のように、
必要なことのように言う人がいらっしゃいますがね、
あんなものは犬にとっても人間にとっても、
キケンなこと以外何もないと思いますよ。

いたずらに興奮させて何がいいんだろうと思いますね。
言うこと聞かないですよ、そういう子は。

おっといけね、おいらがいたずらに興奮してしもた(^^;)

ま、考え方は人それぞれですよね。
今日はとってもいいお話が聞けたので超長レスしてしまいました。
お邪魔してゴメンなさ~い♪

Commented by luckysuba at 2008-05-31 23:29
わたしも、ラッキーにお友達を・・・と思って色々なわんこに
接してきました。比較的いい子ばかりで良いお友達に
恵まれております。

でも、やっぱりわん達が嫌がる子とは遊びたくないし・・・。
今日もお話ししたとおり、あの旅行から特に強く思うようになりました。
無理してまでたくさんのお友達を作ろうとしなくてもいいかなと。。。

飼い主とわん達の関係が一番大切だと私も思います。

ウちミルちゃん、とってもいい子です♪
我が家のわん達をこれからもよろしくです!
そして色々ご指導よろしくお願いします。
Commented by こはママ at 2008-06-01 23:44 x
こんばんは~♪
真剣に読ませていただきました。
が!しかし読む前にちびっ子ミルちゃんに目がハートになってしまい
しばらくハート目のまま読む事に・・・んなバカな(笑)
私は難しい事は言えないけれど
ミルちゃんはオンオフをしっかり使い分けられるコなんですね。
すでにウっちゃん姉ちゃんがいた事や近くに訓練士さんがいた事
気の合うワン友ちゃんと会えた事そして一番大切な事ミルちゃんの事を大切に大切に思うパパとママに出会えた事(*^-^*)
すべて色々な事がそろって立派なミルちゃんが出来たんですね(*^-^*) 
この後も文章あったんですが長すぎて入りませんでした(笑)
Commented by wendymilfy at 2008-06-02 14:26
♪ぽろんぱぱさま
拙い長文、読んで頂き恐縮です・・・。
ワタシも嫌われるの覚悟で書きました(笑)。
というか、あくまでも我が家の考えなので、これが正しいとは
言い切れません。
ただ、ウっちの時に、飼い主の無知さから可哀想な事を沢山
してしまった・・・という気持ちが今でもあります。
ウっちも、よく気の合うコとは遊べるようになってきていましたが、
訓練を始めてからは、今迄わんこに求めていた遊びを
ワタシに求めてくるようになった時には嬉しかったですし、
ワタシが1番、次に友達・・・という位置付けがウっちの中で
確立されたようです。
「犬の怖さ」も常に頭の片隅においておかなければと、
日々思っているのですが、要は問題がなければ良いワケで、
あまり難しく考えずに、楽しむようにしたいものですね。
Commented by wendymilfy at 2008-06-02 14:43
♪あっちゃん
そうなの、無理してまでは作る必要性は感じないのよね。
ウっちの時に、可哀想な事をしちゃったから・・・
ナニがなんでも遊ばせないっていうんじゃなくて、
ある程度、自分と犬との関係ができてからじゃないと、
何か問題が起こってからじゃ遅い場合もあるし、
それで、その犬の犬生?がまるっきり変ってしまう例も
見てきているので、対・犬 に関しては、我が家はナーバスです。

ラッキー&すばるくんは本当にイイコだと思うよ。
それに、ウっちと似てるところもあるよね(笑)
こちらこそ、こんな我が家だけど宜しくお願いします♪
いつもありがとう~~!
Commented by wendymilfy at 2008-06-02 14:54
♪こはママちゃん
ワタシも偉そうな事は言えないのですが(笑)、
これだけは、っていう事は、しっかり決めていこうと思っています。
「犬の怖さ」もしっかり頭に入れておかないと、
お互い不幸になってしまうと思うので・・・。

仰る通り、我が家は本当に、お友達に恵まれています。
訓練の先生にしても、今どうしてこの訓練が必要なのか、どうしてこの方法を取るのか、、という事を納得いくまで教えてくれるので、
そういう信頼できる人に巡り会えた事も我が家の幸運の一つです。
殆どは、犬の訓練ではなくて、飼い主の訓練でしたけどね~。

ちびっこミルりん、可愛いでしょぉ?←親ばか炸裂・・・
でも この写真ちょっと親父っぽい・・・
ホントはもっと可愛かったのぉおお♪


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