2007年 12月 20日

ウっちとワタシ

ウっちが1歳8ヶ月の頃まで、ワタシとウっちの関係は最悪だった。
攻撃性は無いものの、飼い主を飼い主とも思わないウっち。
どう扱ったら良いものかと戸惑うワタシ・・・。
「ウっちにとって、私たちと居ることは幸せなんだろうか??」と真剣に悩んだ。
子供の頃から欲しくて欲しくてたまらなかった犬との生活だ。可愛くないワケがない。
けれど愛犬との関係を半ば諦めの気持ちで過ごし、愛犬の気持ちをわかろうともしないワタシは最低の飼い主だったと思う。

そんな日々の中、とあるお散歩で出逢った訓練士の女性。
ウっちは彼女がいた広場へ、ワタシを引っ張り近づいていった。
「どうか、アタチを良い子にしてくだしゃい・・・」 と言ったかどうかは別として、それから
数ヶ月後に始まった訓練。

最初は歩き方から。
「犬が自分勝手に歩いていて、飼い主をまったく無視。信頼関係ゼロだね。」と言われる。
そーだよね・・・

「アトヘ!」「スワレ!」 この「繰り返し。なかなか座らない。お尻をパツン!と叩こうにも、
ヤツも慣れたもので、すかっ!とお尻をかわす。
「・・・っつうううう!!」 思い切り手が地面に。 キズだらけのワタシの左手。
ショックをかける時にできる小指の豆。これはもう戦いだ。

ある日、許可が出たので、オヤツを使った。座ったら褒めた後に秘密兵器の登場だ。
「ぉおっ!」と 目を丸くしてパクつくウっち。
そしてもう一度、「アトヘ!」で歩き、「スワレ!」とコマンド。
すると どうでしょ!
今迄は1回ですんなり座らなかったクセに、ワタシの左足元にちんまりと座るぢゃあーりませんかい! 繰り返すうちにオヤツなしでもピッタリ座る。
ウっちがワタシを見つめるその瞳は、どこまでも汚れなく美しい・・・!
いや~~ん!カワいいっつ!!
恐るべし、ささみジャーキー・・・  
ぃ いえ、これは、オヤツとごはんをくれたらば、やっててあげる~、というウっちの意識が、
ママの言う事をきいたら、いっぱいイイコイイコされて、その上オヤツまでもらえちゃう!
一粒で二度美味しい(?) という意識に切り替わった瞬間だった。
初めてウっちと心が通い合った気がした。

ワタシは訓練士の、今では大切な友人から沢山のコトを学んだ。
「怒るのと叱るのは別、叱るという事は導いてあげる事」
「イケナイと言った事を繰り返すのは、根気良くきっちりと教えていないから」
「教えた事をやらない、のは、日頃からやらせていないから」
「可愛がるコトと甘やかすコトは別」
何よりも、犬の問題行動は、犬のせいではなく飼い主のせいだという事。

訓練は楽しく、がモットーだ。(愛情のない訓練など虐待に等しいと思う。)
けれど、飼い主の無知から、野イヌ状態だったウっちの訓練は「意地でも従わせる」というところから入ったように思う。
ワタシも辛かったけれど、ウっちも相当戸惑った事と思う。
「ナニ?急にどうしちゃったの?アンタ・・・」 という顔をし、小さな背中から♪ドナドナが聞こえていたもの・・・。
もっと早くに、犬の悪い所を出す前に始めていたら・・・もっと訓練の仕方は変わってきたのだろう。
ごめんね、ウっちゃん。

そして、ウっちとの訓練を通して、初めて知ったウっちの感情の在り方。
昨日までできなかった事が今日にはできるようになった、という喜び。
日々増してゆくウっちとの信頼関係を肌で感じ、ただ単に、我が家の愛犬だから、とは別にワタシの中に湧き上がるウっちへの「愛しさ」。
ウっちがワタシにもたらしてくれた喜びは数え切れない程だ。

けれど、初めてウっちと心が通い合ったあの瞬間こそが、ワタシの一番の喜びであり、
今の生活の全ての基になっているのだと思う。
ワタシはあの瞬間を一生忘れないでいようと思う。



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by wendymilfy | 2007-12-20 17:19 | 訓練・競技会 | Comments(4)
Commented by retriever_k_i at 2007-12-20 23:56
わかる!!わかりすぎるぅぅぅ♪
我が家も1頭目のケリー姉の時はそうだったのよ・・。
最初はパソで調べたり躾の本を読み漁ったりで
独学で勉強したもんだったよぉ・・・・(>_<)
イーザの場合は、飼い主の方もかなり余裕もできたし
ある程度勝手もわかってたんで
躾の仕方も変わったと思うけど、やっぱケリー姉と
通じ合った瞬間ってのはいまだに忘れられないよね(^^)
Commented by wendymilfy at 2007-12-21 22:47
そうだったんですか~~?!
皆さん、同じような苦労と喜びを、ワンコと分かち合っているんですね~!
飼い主が変われば犬も変わる、ってホントですよね~!

そうそう!我が家もミルちの時は、全然違いました。
訓練仲間もいてくれたし、色々な面でミルちは恵まれていたと思います。
お蔭様ですくすくと成長して、今に至っているわけですが。。。

犬にもそれぞれ個性があって、訓練の入れ方も様々だけれど、
ワタシは自分の犬を褒めてあげたくて、訓練を始めたようなものです
。だって、ホントに酷かったもの!(笑)
Commented by yamatogokoro-mi at 2007-12-24 19:50
わぁ、なんだか耳が痛いですよー。あたしは
ヤマトが来てから育犬ノイローゼになりました。
どんなコーギーの本にも書いてないけれど、コーギーは
とっても噛むんです。調べたらヤマトはあまり噛まない方
でしたが、牧畜犬の血筋なので、まぁとにかく噛みました。
他にも色々と頭を悩ませ(今でも悩み中)やっと落ち着いた
次第です。訓練士さんと出会えたのは素晴らしい事ですよねー。
羨ましいです。ヤマトももうちょっとちゃんと躾し直したいと
思ってるんですよー。やれやれ( ̄‥ ̄)=3

Commented by wendymilfy at 2007-12-24 21:39
かぁちゃん!メリークリスマス!!です!
飲んでますかぁ??(笑)
ぃえね、ワタシもそんな偉そうなコトは言えないんですの。ええ。
ただ、ふつ~~~にお散歩がしたかっただけなの。ええ。

「訓練」っていうと、なんかキビしい特別な事って意識があったから、
そこまではぁ・・・って ひいちゃう感じだったけど、彼女(訓練士のセンセイ)に逢ってから、180度考えが変わりました。
「躾」の延長上に「訓練」があるんだな~っていうか・・・。

牧羊犬、結構難しいですよね。わかります~。
ウっちもやたら神経質で、鼻っ柱は強いんだけれど、結構ヘタレ。
でも、ズブとい・・・みたいな。

お散歩の時間に、毎朝毎晩10~15分の訓練だけれど、
ものすごく凝縮された時間だと思います。
我が家は ことワンコに関しては、出逢いにとっても恵まれているのだと、感謝感謝です。

ウっちだってまだまだアタマ悩ませてくれるコト、た~~くさんあるんですよ~~!お互い頑張りましょ~~!




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