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可愛くてナンボ!

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2017年 04月 24日

真の「相棒」


前記事に引き続き・・・
「朝早くて良ければ、一緒に乗って行く?」と、我が師匠の優しいお言葉♪
(オットは仕事につき行かれないので、電車で行こうと思っていたのです。)
家は近いけれど、忙しい日になんか悪いなぁと思いながら、「いつもの場所」で待ち合わせ。
オットが競技会に行かれない時は、あの頃は彼女の車で一緒に行ったものだ。

不思議とその電話の直後から、ワタシの身体にスイッチが入った。
あの頃の様な、競技会前日の緊張感。出ないのに・・・(笑)
夜も何故だか眠れない。出ないのに・・・(笑)

だから午前3時、セットしておいたアラームの音が鳴るのを待つように「しゃきっ♪」と、起床完了。
小さい灯りだけをつけた ほの暗いキッチンの冷蔵庫から栄養ドリンコ、もといドリンクを取り出し、
「ぎっ」と飲み干す。出ないのに・・・(笑)

洗顔、メイク、着替え・・・、ちゃきちゃきと手が動く。
腑抜けモードだったワタシの身体やお脳が、あの頃の様なモードになっている事に驚く。出ないのに・・・(笑)

「行ってくるね~♪」と、小声でまだおやすみZzzZZ中のオットとミルちに声をかけ、家は出る。

ほんの少しだけ白み始めた空を見ながら、待ち合わせ場所へ。
おシッポを振りながら(?)師匠の車を待つ。
程無く、師匠の車が滑り込んでくる。「おはようゴザイマ~ス♪」と車に乗り込む。
師匠の愛犬たちも後ろのケージに居る。途端に鳴声が車内に響く。(直ぐに止むけど)

全てがあの頃と同じ空気感だった。ウっちが居ない事を除けば。
あの頃と同じ空気感の中、ウっちだけが居なかった。
そして、師匠の愛犬たちも代替わりをしていたけれど。

それでも、久々に会った師匠と色々な話をしながら楽しい時間だった。
車窓に流れる首都高の景色も段々と明るくなっていく。もう直ぐ江戸川だ。

前日夜の雨の影響で、地面は最悪だった。
駐車場だけでなく、リンク内にも そこここに水溜りが有り、「今日は荒れるなぁ。」と心配になる。
特にレトリバー種にとって、水や水溜りを埋めた砂は大好物な事が多い(笑)

師匠のスクールの生徒さん達とご挨拶。
懐かしいお馴染みさんや、初めまして♪の方。
シェルティの飼い主さんもいらっしゃった。
師匠がワタシを紹介してくれる時に、
「長年、シェルティをやって(出陳)いたんですよ。
 (ウっちが)かなりのツワモノでしたよ、色んな意味で・・・」と、ニヤリ。
「先生にそんな事を言わせるなんて~。」と、その方。
・・・どんなツワモノだったんだ?と思われたに違いない(笑)
確かに、良くも悪くもツワモノだったよね?ウっち。(笑)

競技会場をのんびり歩いた。
吹く風も、景色も、あの頃のままだった。
不思議と悲しくはなかった。ウっちと一緒にいるようだった。

グウママファミリーにも久し振りに会い、エルフや期待の新人ライリーにも会えた♪
マクハラママさんファミリーと、お友達のセレモコママさん、先生にもお会いできた♪
あの悪条件のリンクの中、皆さん本当に素晴らしかった。
結果や詳細は、恐らく皆さん各ブログで報告されるでしょうから、ワタシからは語りません。(笑)

諸事情により、お昼にはお先に失礼したけれど、
帰り際にご馳走になったグウママの「水餃子&肉団子スープ」が、めっちゃ美味しかった♪
そして、食い逃げ・・・(笑)いつもありがとう♪♪
皆さん、本当にお疲れ様でした!そして、楽しくて懐かしい時間をありがとうございました。
「迷子にならぬよう。」駅までの帰り道を送ってくれた、優しいマクハラ母さん♪貴女は女神です♪
お邪魔しない程度に、お邪魔しま~す♪と言っていたけれど、お邪魔だったのではと心配です(汗)

皆さんの競技を見ていて、血ぃが騒いだ(笑)
「競技会、出してナンボ!」と、やっぱり思った。
そして何より、「自分の犬に対する、自分自身の覚悟」を感じることが出来た。
自分の犬の、長所は勿論だけど、短所だってあるだろう、その全てを受け入れる覚悟。
それが無かったら、競技には出せない。出すべきではない。そう思った。

ワタシは競技に関して「他に対する闘争心」が無い、薄いと言うべきか・・・。
(一般的に「競技」という以上、他人・犬と競う事になることは否めないのかも知れない。)
ライバルと言うのなら、それはウっち。リンク上で唯一のミカタであるウっち。
それは、訓練を始めた時から、師匠がワタシに、自然と植えつけてくれた「教え」だと思う。

「ウっちは、リンクで絶対にやるコだよ。科目を落とすタイプじゃない。確実性を持ってるコだよ。」
「やらない時があるとしたら、指導手ミスしか在り得ない。ウっちは悪くないよ。」

「ウっちは安心して観ていられる。何の心配もしてないよ。自信を持って楽しんできて!」
リンクイン直前には、そう言って送り出してくれた。

競技に出す前に、やるだけの事をやり、犬をその成長過程で出来うる限り完璧な状態に仕上げたという自信。
そのレベルまで引き上げてきた、という自信。
その自信だけを頼りに、リンクに立つ事。その事を師匠は教えてくれた。
練習通りにやれば、結果は自ずと付いてくる。
駄目な時は、ワタシがウっちを上手く導けなかっただけの事、言い訳は出来ない。
勿論、駄目な時は悔しい。でも、それは自分自身に対してだ。

良くても一席を取れない時だってある。「くぅぅ・・・、惜しかったぁ!」と思う時もある。
でも、犬には個々に訓練性能のキャパがある。一席の犬がウっちよりも良かったに他ならない。
ウっちの訓練性能は、師匠曰く「上の下」。それが現実だと思った。
でも、ワタシはそれを受け入れた。それが競技犬としてのウっちの実力だから。
ウっちを責める気持ちなど微塵も無かった。それがワタシの「覚悟」だ。
師匠から、ワタシは「自信」と「覚悟」を教わった。
ワタシにとって競技は、それ以上でもそれ以下でもなかった。

何より、師匠はウっちをワタシの「相棒」へと導いてくれた。
「相棒」とは、一緒に事を「成し遂げる」時の相手の事だから。

江戸川の河川敷を眺めながら、いつか、ワタシにもウっちの様な「相棒」が現われるのだろうか?と思った。
我が家の可愛いコ、わが子同然の存在とは違う「相棒」は、そんなに簡単に決められない。
オットの「相棒」がミルち(別名:可愛いミ~ちゃん♪)であるように、
ワタシにとって「相棒」とは、唯一無二のウっちだけだ。
でも、やっぱり寂しい。いいのか?これで・・・。
某ドラマだって、もう4人目だし・・・(?)って、ちょっと違うぢゃん!!
などと、熱く繰り広げられている競技を横目で観戦しながら、心の葛藤と戦うワタシがいた。(笑)

江戸川の河川敷は、ウっちをワタシの「真の相棒」にしてくれた最初の一歩♪の場所です。




by wendymilfy | 2017-04-24 19:08 | 訓練・競技会 | Comments(2)
Commented by lauca2328 at 2017-04-25 07:03
またまた ぐーっと引き込まれました。

色んな想いが葛藤するくらい、ココって思い出深い場所なんですね^ ^
そこで 今現在を頑張ってらっしゃる お知り合いの方々の姿を見られて、
とーーっても『いい時間』が過ごせたんですね^ ^

私は ソコに行く事は無いと思いますが、こうして 皆さんのブログ等で拝見することが出来るので、
もう 行った気になってます。 笑

いつか…
またいつか、ツワモノ相棒が現れるといいですね^ ^
Commented by wendymilfy at 2017-04-26 11:52
♪ lauca2328 さん
ありがとうございます♪

はい♪懐かしくて、でも相変わらず最高に楽しい時間を過ごす事ができました♪
「あーー、やっぱり競技会が好きなんだなぁ、ワタシって(笑)」と実感しましたし(笑)
離れてみて、初めて見える事も沢山有りますし。
勿論、競技が全てではないんですけどね、ワタシの犬との生活は。
競技会場には幾つも行ったけれど、江戸川はやっぱり思い出深い場所です。
リンクには「魔物」が棲んでいるって、ずっと思っていたけれど、
江戸川の魔物は、ツワモノです(笑)

そうですね~、ツワモノ相棒・・・どうでしょうね~?(笑)


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